日頃の野菜不足の解消に最適な「青汁」。
でも、どの青汁でも同じ・・・というわけではなく、
製品によって品質に大きな違いがありますし、
得られる効果も大きく違います。
青汁選びのコツ
青汁を選ぶ際に見るべきポイントは、いくつもあります。
- 主原料(ケール、明日葉、大麦若葉)
- 配合成分(乳酸菌、食物繊維、その他野菜など)
- 配合量(グラム数)
- 味(飲みやすさ)
中でも最も重要なのが、
- 主原料の「品質」
です。
主原料(ケール、大麦若葉、明日葉)の品質
青汁の主原料となるのは、「ケール」や「大麦若葉」、「明日葉」などの緑黄色野菜。
それぞれ栄養素の種類や含有量に違いがありますが、
大切なのは緑黄色野菜の種類よりも、
その「品質」です。
「ケール」なら良い、「大麦若葉」の方が良い、ということではなく、
品質の良い緑黄色野菜で作られた青汁を選ぶことが大事、ということです。
「栄養価の高さ」が、原料の品質によってまるで違うからです。
ですので、商品説明をよく読んで、
主原料である緑色野菜の「生産方法」にこだわっている製品を選びましょう。
一つの基準として、「農薬不使用」のものを選ぶと良いと思います。
農薬の有無・・・というよりは、その農作物への「こだわり」が、ここである程度わかります。
青汁は、飲んですぐに効果が見えるものではありません。
「飲む価値のある商品かどうか分からないまま飲む続ける」ことになります。
「効果」を試すことができないため、
「品質」を見極めてから購入する必要があるのです。
ですのでドラッグストアや通販サイトで購入する際には、
最低限、「農薬不使用」であることだけでも確認するようにしましょう。
飲みやすさ
青汁といえば「マズい!」というイメージがあるかもしれませんね。
でも最近の青汁のCMでは「美味しい」アピールが凄いです。
青汁を美味しくつくる製法をあみだした・・・ということもありますが、
マズい原料を使わなくなったことが大きいです。
マズい青汁は「ケール」の青汁です。
明日葉や大麦若葉は、もともとがそんなにマズくないので、青汁にしても美味しく作れるのです。
毎日飲み続けるものですから、「美味しさ」は大切です。
もし「マズいの無理!続けられないかも?」という方は、ケールの青汁は避けた方がいいかもしれませんね。
「低温乾燥」の商品を選ぶ
青汁のエキスを粉末にする際には「乾燥」させる必要があります。
このとき「加熱」による乾燥をすると、
熱に弱い「ビタミン類」や、「酵素(こうそ)」が壊れてしまいます。
また、「食物繊維」も加熱により減少してしまいます。
せっかく栄養価の高い青汁も、加熱で成分が壊れてしまっていては飲む意味がありません。
「生野菜」と「粉末の青汁」の一番の違いは、ここにあります。
でも、熱を使わず低温で乾燥させた青汁なら、
大切なビタミンや酵素も壊れずにそのまま残っています。
酵素(こうそ)とは?
植物の酵素は、肉や魚などタンパク質の消化を助けてくれます。
未消化のタンパク質は悪玉菌の餌となり、悪玉菌を増やしたり毒素を発生させる原因となってしまいますので、食物酵素でタンパク質の消化を助けることはとても重要です。
また、病気や老化の原因となる活性酸素を無害化してくれる強力な抗酸化作用を持つ「SOD」も酵素の一種です。これも加熱すると壊れてしまいます。
野菜を多く使った商品を選ぶ
青汁は栄養価の高い大麦若葉やケールなど緑黄色野菜のドリンクです。
とはいえ、「1種類の野菜にしては栄養価が高い」ということであって、
野菜不足を補うにはこれだけでは足りません。
やはり、複数の野菜が配合された青汁を選ぶことで、
いろんな栄養成分をバランス良く摂取することができ、
それらを相乗的に働かせることができます。
できれば、2種類(以上)の青汁を日替わりで交互に
青汁は栄養素の種類が豊富・・・とはいえ、毎日同じ青汁を飲んでも、摂れる栄養素は毎日同じです。
「野菜不足」、「栄養不足」を補うために青汁を飲むのですから、数種類の青汁を日替わりで飲み分けた方が、いろんな栄養成分を摂取できて効率が良いです。
青汁にも、
- 主原料(ケール、明日葉、大麦若葉など)
- その他の野菜
- 追加配合成分(食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖など)
などに違いがあります。
少しでも多くの品目・成分を取り入れられるよう、工夫して選んでみてはいかがでしょうか?
ドリンクタイプの青汁
青汁は基本的に水に溶かして飲むタイプのものがほとんどですが、
サプリメント(粒・カプセル)タイプの商品もあります。
決定的な違いは「配合量」です。
サプリメントは手軽で飲みやすいですが、
配合量が全然少ないです。
コスパの高さでは、サプリメントよりも水に溶かすドリンクタイプがオススメです。
効果で選ぶ、青汁ランキング
野菜屋さんが作ったドクターベジフル青汁
- 講演活動や食育活動も行う健康野菜のプロ、高上実(ドクターベジフル)さんがプロデュース
- 大麦若葉+20種類の九州産野菜(添加物一切不使用)
- 農薬不使用、残留農薬174項目すべて不検出
- 全て高上さんが自ら足を運んで厳選した、信頼のおける契約農家の野菜
- 野菜は低温でじっくり乾燥、酵素が活きています
- さらに、良質なタンパク質である大豆も配合
大麦若葉、トマト、キャベツ、ゴボウ、にんじん、ピーマン、小松菜、レタス、アスパラガス、かぼちゃ、さつまいも、紫いも、ケール、ほうれん草、桑の葉、サニーレタス、グリーンリーフ、チンゲン菜、春菊、パセリ、大葉、大豆
青汁のめぐり ヤクルト
- 農薬・化学肥料未使用で育てた良質な大麦若葉
- 安いから続けやすくて人気
大麦若葉エキス末(デキストリン、大麦若葉エキス)、ガラクトオリゴ糖、水溶性食物繊維、デキストリン
自然の極み青汁 新日配薬品
- 九州産野菜使用
大麦若葉末、難消化性デキストリン、ケール末、明日葉末、ゴーヤ末、トレハロース、環状オリゴ糖
朝のフルーツ青汁 ヤクルト
- 農薬・化学肥料未使用で育てた良質な大麦若葉
- フルーティーで美味しい
大麦若葉 粉末100% 山本漢方製薬
- 原料は大麦若葉(詳細不明)のみ
- すごく安い
大麦若葉粉末
乳酸菌青汁 大正製薬
- 3種類の乳酸菌、一杯に200億個
- 九州産、農薬不使用の大麦若葉
- 乳酸発酵させたキャベツエキス配合
- 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を配合
大麦若葉、ポリデキストロース、難消化性デキストリン、還元麦芽糖、抹茶、ゴボウ末、キダチアロエ末、ゴマ末、キャベツ発酵エキス、乳酸菌末、ビフィズス菌末、植物性乳酸菌末、増粘多糖類
大麦若葉青汁 難消化性デキストリン 大正製薬
- 農薬不使用の大麦若葉
- トクホ(特定保健用食品)
- 食物繊維(難消化性デキストリン)の働きで、糖の吸収を穏やかにする
(食後の血糖値が上がりにくい)
すっきりフルーツ青汁
- 置き換えダイエット用の青汁
- ダイエットアドバイザー全面監修
- 国産厳選大麦若葉、国産厳選クマザサ、国産厳選明日葉
- 81種類の酵素
- 2種類の乳酸菌
- 6つの健康成分
- 4つの美容成分
- フルーツ・野菜エキスで美味しい
なぜ青汁がいいのか?
青汁の良いところは、栄養が豊富で、栄養の種類も豊富なところです。
しかも低カロリーで、値段も安い♪
栄養が豊富
身体をつくる、お肌をつくる、脂肪を燃焼するにも、全て栄養が必要です。
そこで、理想的な栄養バランスを保つには、1日30品目食べた方が良いと言われていました。
でも、
- そんなにいっぱい食べられない
- 食べたら太る
- 脂質や糖質は摂りたくない
- 食材を揃えるのにお金がかかる
- 食材が余る
そもそも、「1日30品目」という厚生労働省の指針は現在ではすでに削除され、「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」に変更されています。
なぜか?というと、1日30品目食べると・・・カロリーオーバーになることが分かったからなのだそうです。
そこで、
- 栄養の種類が多く、
- 栄養の量も多い
こんな青汁が今人気なんですね。
しかも安い
30品目・・・とはいかないまでも、やはりある程度多くの種類は食べた方がいいですね。
でも、いろんな食材を買い揃えるとなると、かなりお金が掛かってしまいます。
青汁なら、その何分の一かの値段で、それ以上の栄養が摂れてしまいます。
たくさん食べなくても栄養が摂れる
- 年齢のせいか・・・たくさん食べられなくなった
- 食べると太るから、たくさん食べたくない
という人も多いと思います。
でもきちんと食べないと、栄養が偏って身体を壊してしまったり、脂肪燃焼に必要な栄養素も不足してしまうことになります。
青汁は栄養豊富な「飲み物」ですから、お腹はふくれません。しかも脂質・糖質はほとんど含まれません。
だから小食な人にも、ダイエットしたい人にとっても優れた健康補助食品だといえるでしょう。
青汁の飲み方
いつ飲む?
青汁は健康食品ですので、いつ飲んでも問題ありません。
でも、お食事の前または食事中に飲むのがオススメです。
青汁には「食物繊維」が豊富に含まれています。
食前・食中に飲むことで食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
その結果、糖尿病の予防や、ダイエットに役立てることができます。
また、吸収を抑えた分の糖質は大腸まで運ばれて善玉菌の餌となり、腸内環境の改善にも役立ちます。
どうやって飲む?
「水に溶かして飲む」のが一般的で、これで十分です。
もし「味」が好みに合わず「飲みにくい」なら、牛乳や豆乳に混ぜると飲みやすくなります。
甘みを足したいなら、「オリゴ糖」を加えましょう。
オリゴ糖は甘みはありますが体内に吸収されにくいため血糖値の上昇や肥満にはつながらず、
腸内の善玉菌の餌になるので、腸内環境が良くなります。
「置き換え」にも
青汁は栄養豊富なドリンクですので、食事の「代わりに」飲む「置き換え」もできます。
1日の食事の内の「1食」を、固形物を摂らずに青汁に置き換えるので、
- 摂取カロリーの大幅ダウン
- 悪玉菌の餌である「未消化のタンパク質」が減るので、悪玉菌を減らして腸内環境の改善
など、いろんなメリットがあります。
置き換えに特化した青汁もありますので、そういった商品を選ぶのも良いと思います。
青汁の効果
青汁は、
- 栄養素の種類と量が豊富
- 食物繊維も豊富
- 抗酸化成分も豊富
なことから、健康、美容、ダイエットに役立てられています。
野菜不足の解消
私たち人間は、いろんな栄養素を必要十分に摂ることで
成長し、病気や老化と戦いながら毎日を生きており、
その栄養素の多くを野菜から摂取しています。
ところが、現代の日本人の多くが、摂取すべき栄養が不足しているといわれています。
食の欧米化、偏った食生活に加えて、「野菜」自体の栄養価も昔と比べて随分低くなっていることが原因です。
ただでさえ野菜の摂取量が減っているのに、
その野菜の栄養価が低下しているのですから、当然といえるでしょう。
もちろん、いろんな種類の野菜を「食べる」のがベストです。
でもそれが難しい現代人には、青汁は野菜不足の解消の強い味方となってくれます。
食物繊維で腸内環境の正常化
食物繊維は「栄養素」として体に吸収される物質ではありませんが、
胃~腸で健康、美容、ダイエットにおいて大活躍します。
- 「糖質」の吸収を緩やかにして、血糖値の上昇を抑えてくれます。
- 大腸では吸収を抑えた糖質とともに善玉菌の餌となり、善玉菌を増やします。
- コレステロールや塩分、その他有害な物質を絡め取って、体の外に排出してくれます。
その結果、
- 糖質の吸収を抑えたことによる糖尿病の予防やダイエット
- 善玉菌が増えたことにより、善玉菌が作り出す有用物質の増加、代謝アップ、免疫アップ、悪玉菌の減少
- 悪玉菌が減少することにより、悪玉菌の作り出す毒素の減少、体臭・便臭の改善
(毒素は全身に廻り、病気や肌荒れ、肥満の原因となります)
などなど、いろんな効果が期待できます。
食物繊維は野菜に多く含まれていますが、
野菜不足の現代では食物繊維も摂取量が不足しています。
青汁には食物繊維が豊富に含まれているので、
「腸」から健康、美容、ダイエットのサポートをしてくれます。
腸内環境は美容、健康、ダイエットにとても重要!
私たちの腸内には、大きく分けて3つの菌がいます。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。
善玉菌が増えると悪玉菌は減り、その逆もあります。
日和見菌は善玉菌・悪玉菌の「優勢な方」の味方をします。
善玉菌の役割
善玉菌は腸内の免疫細胞を活性化させてくれます。
ウィルスや病原菌、がん等と戦って体を病気から守ってくれているのが「免疫」です。
免疫細胞の70%は腸内に存在するので、腸内環境を良好に保つことは病気から体を守ることにもつながるのです。
善玉菌が作り出す短鎖脂肪酸は、脂肪が蓄積されるのを防いでくれるので、肥満の予防につながります。
善玉菌が減って短鎖脂肪酸が減少すると、インスリンの分泌量が減り糖尿病を発症しやすくなってしまいます。
また、幸福感、快感、意欲を司る脳内物質「セロトニン」や「ドーパミン」の材料は、腸で作られます。腸内環境の悪化は、「心」の悪化にもつながってしまうのです。
悪玉菌が体に及ぼす害
悪玉菌はタンパク質を腐敗させて「毒素」を発生させます。
毒素とは悪玉菌が作り出す「有害物質」のこと。
便臭や体臭の原因にもなりますし、
肌荒れ、ニキビの原因でもあります。
毒素は様々な病気の原因でもあり、発がん性物質も含みます。
老化物質も含みますので、老化の進行を早めてしまいます。
毒素は食べ物の栄養素の消化・吸収を妨げます。
せっかく摂取した栄養素も、悪玉菌の作り出す毒素のせいで体に取り込まれずに捨ててしまうことになってしまうのです。
悪玉菌が多いと、食べ物から吸収されるエネルギー量が増加します。これはやがて脂肪として溜め込まれ、肥満へとつながります。
老化の原因「活性酸素」の除去
活性酸素は、細胞をさび付かせてしまう厄介な物質です。
細胞のサビつきは、老化や病気へとつながります。
この活性酸素を除去する「抗酸化作用」を持つ物質を「抗酸化物質」といい、
青汁には優れた抗酸化物質「SOD」が含まれています。
優れた栄養価にばかり関心がいきがちな青汁ですが、病気や老化から体を守ることにも役立っているのです。
活性酸素とは?
活性酸素は、飲酒や喫煙、紫外線、ストレス、汚れた空気など様々な原因で体の中に発生します。
活性酸素は「酸化」させることで、健康な細胞にもダメージを与えます。
その結果、
- がんをはじめとする様々な病気の原因となったり、
- 肉体や臓器を老化させたり、
- お肌の老化(シワやたるみ)にもつながります。
また、
- 肌を黒くしたり、シミやそばかすの原因でもある「黒色メラニン」も活性酸素が元となって作らせます。